1995年瓢鰻亭忌・ドブロク祭りのお知らせ


 桜の花を追うように去った前田俊彦さんの三回忌が巡ってきます。
 四月八日行橋市で、その集いを持ちます。天を泳ぐウナギのように自由だった前田のじいさんにふさわしく、からっと、さわやかで、にぎやかな会にしたいと考えています。
 ドブロク(アルコール)もちょっぴり、思いではたっぷり、そして志を語り合い、未来へつなぐ・・・
 里はもう春。どなたでも歓迎します。どうぞおいでください。

瓢鰻亭を偲ぶ会



今年もまた

松下竜一

 瓢鰻亭主人がその巨躯を浴槽に沈めた瞬間、ザバーッと湯が溢れ出した豪快な光景を忘れられない。水俣の海辺の湯ノ児温泉でのことである。
 一九七五年十月七日、”ニセ患者発言”をした熊本県議への抗議に来た水俣病患者ら四名が逮捕されるという事件が発生し、前田俊彦氏らのすばやい呼び掛けで二十一日には文化人調査団なるものが水俣入りしたのだが、私も一員に加わっていた。
 湯ノ児温泉の湯を豪快に溢れ出させたのはその夜のことだが、わが陣営にこういう人物がいることの心強さが、多分その光景を私の心に焼きつけたのであったろう。
 早いもので、ついこの前だったような気のする「前田俊彦をしのぶ集い」から一年が経って、もう二度目となる。今回もさまざまな人々が、さまざまな懐い出や想いを持ち寄って下さることを期待している。
 瓢鰻亭主人は、そうやって私達を励まし続けてくれるのだと想う。


日 時:1995年4月8日(土曜日)
        受付開始        13時〜
    第1部:瓢鰻亭の再建を祝う集い 14:00〜15:30(会費千円)
         講演 山下惣一氏「どぶろくの思想をひきつぐ」
         各地からのコメント
    第2部:交流パーティー     18:00〜20:00(会費五千円)
    第3部:トークイン瓢鰻亭    21:00〜20:00(会費無料)
        参加者同士が自由に語り合える時間です。
        会場にて宿泊できます。希望の方はお申込み下さい。
                           (宿泊二千円)
場 所:行橋市研修センター 行橋市今井3758
              電話:09302-5-3355
申込方法:参加申込みは同封の郵便振込用紙に必要事項を記入の上、
     三月二十日までに郵便局に払い込んで下さい。

 当日は初めての参加の方や遠方からの方も多数いらっしゃいますので、名刺代わりのミニコミ誌やチラシなどの展示配付コーナーを設けます。販売品等、前もってご連絡くだされば場所を作ります。農産物などでも各自責任のもてるものなら何でも結構です。ぜひお持ち下さい。

連絡先:村田 久 福岡県遠賀郡水巻町頃末31-9
    電話 093-202-5683
    ファックス 093-201-8489

    ひまわり書店 福岡県行橋市中央3-6-5
    電話/ファックス 09302-4-4522

追録・瓢鰻亭通信追悼文集

 瓢鰻亭通信の終刊をむかえて二年が過ぎました。通信読者の方々から追悼文を寄せていただき、昨年四月に最後期瓢鰻亭通信にたづさわった者で文集を発行いたしました。
 その際、当方の手落ちから、せっかくいただきました五名の方の原稿漏れをしてしまいました。
 つきましては、今回の「瓢鰻亭忌・ドブロク祭り」の場をお借りしまして、追録させていただくことにいたしました。
 事務局の不手際をおわびしますとともに、改めて追悼文をお寄せいただきました皆様に感謝いたします。

タイトル 著者
百姓の心を叫んだ 森山次夫
前田俊彦さんの思い出 有松憲介
前田さんとの出会い 吉田丈夫
前田俊彦さんを偲んで 松本昭文
追悼 多様な創造者、前田俊彦さん 大野忠男
おわりに M

(瓢鰻亭通信事務局)